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アフガニスタン金属ビーズ

ジャックスパロウの頭飾り
■このページで紹介させていただくのは、主にアフガニスタンの「クチ族」と呼ばれる民族の1970年代頃のヴィンテージ装飾品です。

アフガニスタンとパキスタンの国境周辺には「トライバルエリア」といわれる、政府のコントロールが十分に行き届かない、「民族の法」が支配するエリアがあります。
治安の問題もあり、現地人ですら近寄ることを避けるような「無法地帯」です。
私達も以前、トライバルエリアの入り口まで訪れたことはありますが、その中に入ったことはありません。
クチ族は、その「トライバルエリア」で生活をしている遊牧民です。


 彼らのほとんどは、羊や山羊を飼って生活をしている遊牧民(もしくは半遊牧民)です。
飼育している動物から得られるもの(肉、乳製品、羊毛等)は、穀類、野菜、果物やなどを購入するために売られるか、それらのものと物々交換されています。 このような背景のもと、物々交換のネットワークは遊牧民によって毎年辿られるルートに沿って発達してきたのです。

 かつてパシュトゥン人商人は、毎年アフガニスタンの山々からインダスバレーへの移動を繰り返してきました。
そして1960年代初頭にアフガニスタンとパキスタンの国境が閉じられた時に、この長距離の移住は終焉を向かえることになります。
しかし、季節的に行われるクチ族の移動は国境の役人に認可され、いまだ多くのクチ族が自由に国境を越えることを許されています。
それは、現地での政治的混乱期においてさえ許されていることなのです。

■近年では、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公ジャック・スパロウが頭からぶら下げている装飾品(髪飾り)に使用されていることでも有名です。

ご希望があれば、ジャックスパロウの頭飾りと同じような組み合わせをご提案できますので、お気軽にお申し付け下さいませ。

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