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ヴェネチアのとんぼ玉・ヌエバカディスの歴史と名前の由来
オーバーレイ構造を持ったこのとんぼ玉、一種のホワイトハーツで、コアの白を透かしてブルーの発色をより美しいものにしています。
「Nueva Cadiz」とは南米ヴェネズエラのある島の中の地名で、そこでこの種(類似)のビーズが発掘されたことにより、これらのビーズがヌエバカディスと呼ばれるようになりました。 「Nueva Cadiz」は1500年代前半スペインの貿易港として栄え、当時スペインの貿易商により持ち込まれたそれらのビーズが第一世代のヌエバカディスなのです。 ただし、現在南米で見つかる第一世代のヌエバカディスのほとんどは、対ペルー交易のもので、古都クスコなどで見つかることが多いようです。 第一世代のヌエバカディスは、米粒大の玉を含む径の小さなものばかりです。 デザインには多少のバリエーションが存在し、ひねりをくわえたツイストタイプなども存在します。 そして、アフリカ交易の最盛期である1800年代後期-1900年代初期になると、アフリカ交易用にヌバカディスの復刻版が登場します。 ヌエバカディス第二世代の登場です。 第二世代はアフリカ向けらしく、大きく存在感のある玉として蘇ります。 第二世代の玉は層構造の長い棒状のガラスを適当な大きさに切断して、両端を研磨して仕上げます。 ブツ切りにしただけの玉も存在します。 大きさは様々で、短い玉もあれば、10cmくらいのすごく長い玉もあります。 ほとんどが青系ですが、極稀に「緑」のヌエバカディスが見つかることもあります。【慎】 ペルーで見つかった第一世代ヌエバカディス
西アフリカで見つかった第二世代ヌエバカディス
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