ウランガラスビーズ(ヴァセリンビーズ)の歴史と名前の由来
通称 ウランガラスビーズ
Date: 1800年代中期
Origin ボヘミア
別名 ヴァセリンビーズ −Vaseline−
鋳型を使って1つ1つ成型し、1つ1つ面取りするというボヘミア初期の製法で作られた両面円錐型のビーズです。
このような形のボヘミアンビーズをすべてヴァセリン(ワセリン)と呼んでしまう研究者もいますが、正しくは、「透明な黄色のウランガラス」のことをヴァセリンといい、同質のガラスビーズをヴァセリンビーズと呼びます。
ヴァセリンという名前は、ハンドクリームなどに使う軟膏「ワセリン(Vaseline)」のような色であることから、アメリカ人によって命名されたそうです。最近売られているワセリンは白いですが、少し前までは黄色がかった透明の軟膏だったと記憶しています。
ウランガラスは、1830年代にボヘミアのフランツ・リーデルによって発明されました。極微量のウランを着色剤としてガラスに用いたのです。ブラックライトを当てると美しく発色します。
また、このビーズは穴の大きさが片方が大きく、もう片方が小さくなっているのが特徴です。【雅】
日本では、このようなウランを混入させて発色させたガラスを「ウランガラス」と呼んでおり、大正時代から昭和の初期においては、日本でもウランガラスの日用ガラス器が作られていました。
近年では、アルフィーの坂崎氏の著作の影響などもあり、当時の和製のウランガラス器が大変な人気を呼んでいます。